メインイメージ

コエンザイムQ10の基本情報

コエンザイムQ10とは

コエンザイムQ10(ユビキタス、またはユビキノン)は、細胞内の構造の一つであるミトコンドリアの中に存在し、体内ではエネルギーの大部分をつくり出す「補酵素」として働いています。

コエンザイムとは、補酵素のことを指し、酵素の働きを補助する物質です。このコエンザイムは、Q1~Q12まで見つかっていますが、人体で働くのは主にコエンザイムQ10です。
「Q10」とは、キノンという物質に、イソプレンと呼ばれる炭素5個から成る単位が10個繋がった構造であることを示しています。

コエンザイムQ10には、還元型(ヒドロキノン型)と酸化型(ベンゾキノン型)が存在しますが、還元型のコエンザイムQ10には、細胞を酸化させる活性酸素を除去する「抗酸化作用」があります。
また、酸化型のコエンザイムQ10は、体内に取り込まれることで還元型に変化します。

このコエンザイムQ10は、日本では1975年頃から脳卒中や糖尿病、心筋梗塞などの治療薬として使われてきましたが、現在ではサプリメントの原料としても使用されています。

コエンザイムQ10の主な働き

コエンザイムQ10は、体内でビタミンと似た働きをするビタミン様物質であることから、「ビタミンQ」とも呼ばれています。
コエンザイムQ10には、エネルギーを生み出すもととなるATP(アデノシン3リン酸)という物質をつくり出す力を活性化する働きがあります。
このため、コエンザイムQ10が体内に十分にあると、エネルギーがスムーズにつくられるため、疲れにくい体を保つことができるのです。

さらに、コエンザイムQ10が持つ抗酸化作用によって活性酸素(※1)が除去されると、体の細胞を守る事ができるため、若々しい健康的な体を維持することができます。
コエンザイムQ10は、強い抗酸化力を発揮するだけでなく、抗酸化ビタミンとも呼ばれるビタミンEの働きもサポートしてくれるのです。

(※1)呼吸やストレス、喫煙や飲酒などによって体内に発生する。酵素の働きを助けて細菌やウィルスと戦う働きがありますが、増えすぎると健康な細胞を酸化させ、機能を低下させます。

コエンザイムQ10の摂取目安量

コエンザイムQ10の一日の摂取目安量は、約60~100mgで、上限値は300mgまでとされています。
コエンザイムQ10は、食品から摂取することも可能で、特に牛肉や豚肉、いわしやさば、大豆やチーズなどに含まれています。

しかし、コエンザイムQ10は水に溶けにくい脂溶性であるため、あまり吸収率が良いとはいえません。
また、食生活から摂取できるコエンザイムQ10の量は、一日約5~10mgだといわれています。牛肉から摂取する場合は、なんと約2.7kg以上も食べる必要があるのです。
このため、コエンザイムQ10を毎日効率よく摂取するなら、サプリメントが適しています。

コエンザイムQ10は体内でもつくられますが、その量は加齢とともに減少してしまいます。
心臓のコエンザイムQ10の量は、20代が最も多いですが、40代ではなんと20代の約70%程度まで減ってしまうのです。
ですから、30代以降は、積極的にコエンザイムQ10を摂取することが大切です。

活性酸素の補足を加えました。

この記事の関連一覧