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コエンザイムQ10と飲み合わせてはいけない薬(ワーファリン)

ワーファリンとは

ワーファリンの作用について

ワーファリンとは、血栓(※1)を予防するために用いられる薬です。
(※1)血栓とは、血液が何らかの原因で血管内で塊を形成することをいいます。

血液中には、出血したときに血を固まらせる「血液凝固因子」という物質が存在しています。この血液凝固因子のいくつかは、肝臓でビタミンKによってつくられています。
ワーファリンを摂取することで、血液凝固因子を産生するビタミンKの働きを抑え、血液が固まることを防ぐことができるのです。

ワーファリンが用いられる病気とは

ワーファリンは、主に次の病気で用いられます。

・心筋梗塞
心筋梗塞は、心筋(心臓の筋肉)に血液を送る冠動脈が完全にふさがってしまい、心筋に血液が流れなくなった状態です。心筋梗塞によって心臓の壁の働きが低下し、血栓ができてしまうことがあります。

・心房細動
心房細動は不整脈の一つで、心房が小刻みに動いたり、けいれんしたりする症状が現れます。これらの症状により、心房に血栓ができやすくなってしまうのです。

・脳血栓症
脳血栓は、脳の血管の狭くなった部分に血栓ができることで血管が詰まり、脳梗塞を引き起こす恐れがあります。

・肺塞栓症
肺塞栓症は、血栓や他の固形物が血液の流れによって肺動脈に運ばれ、そこをふさいでしまう病気のことをいいます。

・心臓人工弁置換術後
人工弁置換術は、硬くなったり変形したりした心臓弁を修復するための手術の一つです。
人工弁に血栓ができてしまうと、正常に動かなくなってしまう恐れがあります。また、血栓がちぎれてしまい、体の様々な場所に飛んでしまうことがあります。

なぜコエンザイムQ10とワーファリンを一緒に飲んだらいけないのか

実は、コエンザイムQ10はビタミンKと科学的に類似しており、ビタミンK様の凝固作用があるといわれています。

前項でもご紹介したように、ワーファリンは、ビタミンKの働きを抑えることで、血栓ができることを防ぐ薬です。
そのため、ワーファリンを服用しているときにコエンザイムQ10のサプリメントを摂取してしまうと、コエンザイムQ10がビタミンK様の働きをし、ワーファリンの効果を弱める可能性があるのです。

ですから、ワーファリンを服用している方は、コエンザイムQ10の摂取は控えましょう。

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