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コエンザイムQ10を含むなたね油の特徴と選ぶ際の注意点

コエンザイムQ10には、細胞を酸化させる活性酸素を除去する抗酸化作用があるため、健康を維持するためには積極的に摂取することが望ましいです。
このコエンザイムQ10は、なたね油といった油からも摂取することができます。

なたね油の特徴

なたね油とは

なたね油は、セイヨウアブラナから摂取した油脂の一種で、固まりにくく高温でもコシが強いという特徴があります。
日本でも多く消費されている「キャノーラ油」は、このなたね油を品種改良したものです。

なたね油は、酸化しにくく淡白な風味もあるため、揚げ物などの調理に使用することで、カラッと美味しく仕上がります。

なたね油に含まれているコエンザイムQ10の量

小さじ1杯程度のなたね油には、コエンザイムQ10が約1.3mg含まれています。
この量は、野菜類に含まれているコエンザイムQ10の量と比べると少し多いですが、イワシや牛肉などと比べると少ないです。

このなたね油を、コエンザイムQ10を含む野菜や肉などの調理に使うことで、コエンザイムQ10の摂取量をさらに上げることができます。

なたね油の脂肪酸

なたね油の脂肪酸(※1)は、オレイン酸が約64%と多くを占めています。次に、リノール酸が約20%と多く含まれています。
(※1)脂肪酸とは、脂質を構成する重要な成分です。

オレイン酸

オレイン酸には、善玉コレステロールは下げずに、悪玉コレステロールを減らす働きがあります。
また、オレイン酸は、小腸で消化吸収されにくいという特徴があります。そのため、オレイン酸を摂取することで腸が刺激を受け、腸の働きが促されるのです。その結果、便秘の解消にも繋がります。

リノール酸

リノール酸も、コレステロール値を下げる働きがあります。しかし、リノール酸を過剰に摂取してしまうと、善玉コレステロールまで減ってしまい、かえって悪玉コレステロールが増えてしまう恐れがあるのです。

また、リノール酸を多く摂ると、炎症を起こす作用がある「ロイコトリエン」が生成されるともいわれています。
なたね油は、大豆油やコーン油と比べるとリノール酸が少ないため、過剰摂取をしなければ問題ありません。

α-リノレン酸

なたね油には、大豆油やコーン油と比べると、α-リノレン酸が多く含まれています。
α-リノレン酸は、リノール酸と同様に「必須脂肪酸」ですので、食品などから摂取する必要があります。
このα-リノレン酸を摂取すると、体内でDHAやEPAに変換されます。DHAやEPAには、血液をサラサラな状態にする働きがあります。

なたね油を選ぶ際の注意点

なたね油を選ぶ際は、「遺伝子組み換え」のものでないかどうか、よく確認をすることが大切です。

なたね油の輸入元は、主にカナダが多いです。しかし、カナダでは遺伝子組み換え技術を用いたなたね油が主流です。
食品表示のルールでは、油の場合は原材料に遺伝子組み換え作物を使っていても、表示の義務はありません。

遺伝子組み換えの作物の長期摂取は、健康に悪影響がでる可能性もあると考えられています。ですから、なたね油を選ぶ際は、なるべく国産の菜種から作られたものや、有機認定マークがついたものを選ぶようにしましょう。

まとめ

健康維持に欠かせないコエンザイムQ10は、なたね油から摂取することも可能です。
なたね油に含まれているコエンザイムQ10の量は、野菜類と比べると少し多いです。しかし、イワシや牛肉などと比べると少ないです。

なたね油には、コレステロール値の低下に役立つオレイン酸や、必須脂肪酸であるリノール酸とα-リノレン酸がバランス良く含まれています。
また、あっさりとした風味で酸化しにくいため、揚げ物などの調理に使うことで、カラッと美味しく仕上がります。

健康のためになたね油を選ぶなら、なるべく国産の菜種を使用したオーガニックのものを選びましょう。そして、油なので一度に摂り過ぎないように気をつけることが大切です。

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