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コエンザイムQ10不足が招くリスクとは

心臓の機能低下による動機や息切れ

ミトコンドリアの働きを助けるコエンザイムQ10は、体中の細胞に分布されていますが、特に心臓の細胞に多く存在しています。
心臓は常に動き続けますが、心臓の働きにはミトコンドリアがつくり出すATP(アデノシン3リン酸)が必要不可欠です ミトコンドリアは、食べ物から得た糖質や脂質を変換することでATPを生み出します。心臓の鼓動が起こるたびに、このATPが沢山消費されるのです。

ミトコンドリアがATPをつくり出す際は、コエンザイムQ10にサポートされています。ですから、コエンザイムQ10が不足してしまうとミトコンドリアの働きが弱くなり、ATPを正常につくり出すことができなくなってしまうのです。

心臓の働きには多くのATPが必要ですから、コエンザイムQ10不足によってATPが減ってしまうと、それに伴って心臓の機能も低下してしまいます。
そして、心筋の働きが低下してしまうことにより、動悸や息切れ、疲れやすいなどの症状が現れる可能性が高くなるのです。

酸化ストレスによって起こる動脈硬化

コエンザイムQ10が持つもう一つの大切な働きが、活性酸素を取り除く「抗酸化作用」です。

ストレスや紫外線など様々な影響を体が受けると、酸化力が強い活性酸素が多く発生します。本来、その酸化力は細菌やウイルスを退治するために使われますが、活性酸素が増え過ぎてしまうと、正常な細胞やミトコンドリアまで酸化させられてしまうのです。
このように、酸化によって細胞がダメージを受けることを「酸化ストレス」といいます。この酸化ストレスは、動脈硬化といった様々な疾患を招きます。

血液中の悪玉コレステロールが活性酸素によって酸化させられると、「酸化LDL」に変わります。
異物である酸化LDLは、白血球の中にある免疫細胞のマクロファージによって取り込まれて処理されます。しかし、マクロファージが酸化LDLを限りなく取り込むと、やがて破裂します。

その破裂した残骸や脂肪などが「プラーク」と呼ばれる塊をつくるため、血管の内側が狭くなります。その結果、動脈硬化が起こるリスクが高まるのです。

免疫力の低下

免疫力を高めるためには、細菌やウイルスなどと戦う免疫細胞を活性化させる必要があります。この免疫細胞を活性化させるためには、ミトコンドリアがつくり出すATPが必要です。

ATPは、ガン細胞と戦うNK細胞や、異物を取り込んで処理するマクロファージなど、全ての免疫細胞の貴重なエネルギー源です。
ですから、体内のコエンザイムQ10の量が不足してしまうと、ミトコンドリアを正常に動かすことができず、免疫細胞がエネルギー不足となります。
エネルギーが不足している免疫細胞は、力を十分に発揮することができないため、免疫力が衰えてしまうのです。

肌のシワ・シミ

コエンザイムQ10は、肌のシワやシミを防ぐためにも欠かせない成分です。
シワのない肌を保つためには、コラーゲンやヒアルロン酸などを生産する「線維芽細胞」が必要ですが、コエンザイムQ10にはこの線維芽細胞を活性化させる働きがあります。

繊維芽細胞の働きが高まると、肌に弾力を与えるコラーゲンや肌の潤いを保つヒアルロン酸が増え、若々しい美肌が叶えられます。
しかし、繊維芽細胞の働きは加齢によって低下します。そこでさらにコエンザイムQ10が不足してしまうと、繊維芽細胞の機能を高めることができず、肌の老化が進んでしまう恐れがあるのです。

また、コエンザイムQ10には抗酸化作用があるため、不足してしまうと紫外線などの影響で大量に発生した活性酸素の攻撃を十分に抑えることができません。

活性酸素が増えると、肌を守るためにメラノサイトという細胞が、シミの原因になるメラニン色素をつくり出します。そして、そのメラニン色素が活性酸素からの攻撃を変わりに引き受けて、肌細胞の被害を防いでくれるのです。
しかし、メラニン色素が増え過ぎてしまうと、新陳代謝の機能が追い付かず、色素が残ってしまいシミとなってしまいます。

活性酸素は、コラーゲンやヒアルロン酸にもダメージを与えます。ですから、抗酸化力があるコエンザイムQ10が不足すると、シミだけでなくシワの発生を招く可能性があります。

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