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コエンザイムQ10が糖尿病の予防に役立つ理由

インスリンを出すためのエネルギーをつくるミトコンドリアの働きを助ける

糖尿病とミトコンドリアの関係

人は毎日の食事で、体に必要な様々な栄養素を摂取しています。そのうち、米やパンなどに多く含まれている炭水化物(糖質)は、小腸でブドウ糖に分解された後、血液中に吸収されます。
炭水化物の他には、脂肪やタンパク質なども分解されて血液中のブドウ糖の濃度を高めます。このブドウ糖の濃度のことを「血糖値」といいます。

この血糖値は、体内の「インスリン」と呼ばれるホルモンの作用によって一定の値に保たれています。
糖尿病とは、このインスリンの量が少なかったり分泌されてもうまく働くことができなかったりすることで、体内のブドウ糖が有効に使われず、血糖値が高い状態が続いてしまう病気です。
血糖値が高い状態が続いてしまうと、毛細血管だけではなく太い血管にも影響を与え、心筋梗塞や脳梗塞など命にかかわる病気を引き起こしてしまう恐れがあります。

インスリンは、膵臓内にあるβ細胞で分泌されます。β細胞は、血液中から糖分であるグルコースを取り込み、細胞内に存在するミトコンドリアでエネルギー通過である「ATP(アデノシン3リン酸)」をつくります。
そして、β細胞内でATPが増加すると、血糖値を下げるインスリンが分泌されるのです。

このように、血糖値を下げるインスリンをうまく分泌するためには、ATPをつくるミトコンドリアの働きが重要です。

コエンザイムQ10がATPをつくり出す力を活性化する

ミトコンドリアがATPをうまく生産するためには、ミトコンドリアの働きをサポートしてくれるコエンザイムQ10が必要不可欠です。
ですから、体内のコエンザイムQ10が不足してしまうと、ミトコンドリアの機能が低下してインスリンの不足にも繋がってしまうのです。

コエンザイムQ10は体内でもつくられますが、その生産量は20歳でピークを迎え、その後は加齢とともに減少していってしまうのです。
このため、コエンザイムQ10はサプリメントなどから意識的に摂取することが望ましいです。

コエンザイムQ10を十分に補うことで、ミトコンドリアのATPをつくり出す力が高まります。その結果、ATPが増加してインスリンもうまく分泌されるようになり、血糖値の上昇の抑制が叶えられるのです。

抗酸化力でミトコンドリアを活性酸素から守る

インスリンをうまく分泌するためには、ATPをつくり出すミトコンドリアの機能が重要です。しかし、ミトコンドリアは活性酸素(※1)による攻撃を受けてしまうと、機能が低下してしまいます。

(※1)活性酸素は、呼吸によって酸素を吸うことで自然と発生し、体内に侵入した細菌やウイルスと戦います。しかし、ストレスなどの影響を受けると活性酸素は大量に発生し、健康な細胞まで酸化させて機能を低下させてしまうのです。

ミトコンドリアを活性酸素による攻撃から守るためには、活性酸素を除去してくれる抗酸化力がある成分を取り入れることが大切です。
コエンザイムQ10は抗酸化力が強い成分であるため、摂取することで体内で過剰に発生した活性酸素をしっかりと除去することができます。

コエンザイムQ10は、牛肉やイワシなどに多く含まれています。しかし、コエンザイムQ10の一日の摂取目安量(約100mg程度)を満たすためには、牛肉の場合は約3kg、イワシの場合はなんと約20尾程度も食べる必要があるのです。

このように、コエンザイムQ10を食品から十分に補うことは難しいです。ですから、血糖値の上昇を抑制するためにコエンザイムQ10を取り入れる場合は、サプリメントから摂取することをおすすめします。

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