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妊娠中にコエンザイムQ10を摂取する際の注意点

自己判断で安易にサプリメントを摂取することは危険

コエンザイムQ10は、体内の活動において必要なエネルギーであるATP(アデノシン3リン酸)をつくる際に、重要な役割を果たす成分です。
そのため、人がエネルギーを十分に得るためには、コエンザイムQ10を摂取することが大切です。

コエンザイムQ10を多く含む食材は、イワシや牛肉です。しかし、イワシから一日の摂取目安量分(100mg)のコエンザイムQ10を補うためには、イワシを約20匹も食べなければいけません。牛肉の場合は、なんと約3kg程度も食べる必要があります。
ですから、コエンザイムQ10はサプリメントから摂取した方が効率よく補うことができます。

しかし、妊娠中の方は安易にサプリメントを摂取することは危険です。
臨床試験を行う際は、妊娠中の方や胎児を対象にすることはできないため、サプリメントを妊娠中の方が摂取したらどんな影響があるのか、明らかにされていません。
妊婦や胎児に対する安全性や有効性が明確でないものを、安易に摂取することは避けた方が良いでしょう。

それでも妊娠中にコエンザイムQ10のサプリメントを摂取したい場合には、素人判断で摂取せずに必ず主治医に相談をして、指示に従うことが大切です。

妊娠中にコエンザイムQ10を摂取するなら食品から摂取しよう

前項でもご紹介したように、妊娠中の方にとってサプリメントは、100%安全とはいえないものです。また、サプリメントには、添加物といった様々な成分が含まれています。

そのため、妊娠中にコエンザイムQ10を摂取するなら、食材から摂取することをおすすめします。
コエンザイムQ10は、イワシや牛肉だけでなく、サバなどにも多く含まれています。これらの食材に含まれているコエンザイムQ10は、「還元型」と呼ばれるもので抗酸化作用をもっています。

さらに、イワシやサバには、胎児の脳を発達させるDHAが多く含まれています。
妊娠中の方が摂取したDHAは、胎盤を通して赤ちゃんに届きます。このDHAは体内で生成することができないため、食材から補う必要があります。

しかし、これらの食材からコエンザイムQ10を摂取するとしても、妊娠中は食べ方に注意することが大切です。
厚生労働省が定める「日本人の食事摂取基準(2015年版)」では、妊婦のDHAを含むオメガ3脂肪酸の推奨摂取量は、1.8gと設定されています。この量を超えて摂取しないように注意しましょう。

また、妊娠中は食中毒や水銀を避けるために、なるべく生食は避けましょう。火を通したとしても、食べ過ぎたりせずに他の栄養素とバランス良く摂取することを心がけてください。

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