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コエンザイムQ10の一日の目安量

コエンザイムQ10は食品やサプリメントから摂取することができますが、1日の摂取目安量は具体的に定められているのでしょうか?コエンザイムQ10の摂取目安量についてまとめます。

日本におけるコエンザイムQ10の摂取目安量

厚生労働省ではコエンザイムQ10について、過去に胃腸痛や嘔吐などの消化器症状の健康被害があったという事例もあり、平成15年11月に財団法人日本健康・栄養食品協会に、安全性の確保や消費者への情報提供のためコエンザイムQ10を含む食品の規格基準の設定を検討するように依頼しました。
既存のデータを収集したところ、海外での人に対する臨床試験結果がいくつか挙げられています。心不全や心疾患、パーキンソン病などの患者に一定の期間、コエンザイムQ10を摂取してもらったところ、臨床上問題となる症状がみられませんでした。
一部抜粋します。

対象疾患 人数 1日 摂取期間 症状
心不全 2359 50~150mg 3か月 問題となる症状なし
心疾患 424 75~600mg 36か月 問題となる症状なし
パーキンソン病 80 300~1200mg 16か月 問題となる症状なし

(参考元:コエンザイムQ10の摂取量について
http://www.jhnfa.org/coq-3.pdf
(最終アクセス日:2018/4/23))

多い場合は1日1200mgにもなりますが、有害性がなかったことが分かります。しかし協会の学術委員会では海外の摂取目安量や臨床実験での投与期間が短いなどいくつかの結果を総合的に判断して、1日の摂取目安量を300mgに設定するのが適切だと判断しました。
これを参考にコエンザイムQ10の摂取目安量の上限が審議されたのですが、コエンザイムQ10の長期摂取試験の不足や、体内での合成・代謝・吸収性で判断できる情報の不足、健康被害の明確性などの問題が指摘されたこともあり、コエンザイムQ10の安全な摂取上限量を決めるのは困難であると結論付けされました。
しかし元々体内に存在する成分なので比較的安全であることが分かっているのも事実です。
市販されているコエンザイムQ10のサプリメントでは、1日分で30mg~110mgの商品が多くみられます。検討された基準より低めの含有量であることが分かります。
あくまでもコエンザイムQ10は体内で合成されることと、普段の食事からも摂取できることから、サプリメントで補給可能な量は抑えられているのでしょう。
これらの内容を踏まえると、コエンザイムQ10の1日の摂取目安量としてサプリ等で意識的に摂り入れるのは1日に100mg前後、最大でも300mgが妥当だと考えられます。

期待する効果によって摂取量を変える

コエンザイムQ10に何を期待するかによって摂取量を変えてみましょう。
例えば老化防止のため、健康維持のためなど体を労わって摂取するなら50~100mg、アンチエイジングや美容効果のためなら同じく50~100mgほどで十分です。
心疾患を抱えている方や病気改善のためなら100~300mgの摂取を目安にして大丈夫でしょう。またエネルギー消費が激しいスポーツ選手も同量程度摂取してみてください。
年齢や目的別にコエンザイムQ10の摂取量を工夫してみることが大切です。

目的別の目安量をみる

コエンザイムQ10を必要な分だけ摂り入れる

コエンザイムQ10食事のみで必要な量を摂取するのは難しいです。30mgのコエンザイムQ10を摂取するには、イワシなら10匹、牛肉なら950g食べる必要があるともいわれています。
これらを1日で全て食べるのは厳しいので、手軽に摂取できるサプリメントなどで必要な分だけコエンザイムQ10を摂り入れるようにしましょう。体内でエネルギー産生を促したり、老化を防止したりする抗酸化作用があるので、健康や美容を目指す全ての方にコエンザイムQ10はおすすめできます。

(参考URL)
コエンザイムQ10の一日の摂取量
https://www.eatwellplaymoretn.org/sextusyuryou.html
コエンザイムQ10に副作用はある?
https://cr-chromium.info/q10no.html

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