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授乳中にコエンザイムQ10を摂取しても大丈夫なのか

コエンザイムQ10の作用は母乳の正体である血液の流れを促進する

母乳は母親の血液からつくられる

母乳は、乳房の中の毛細血管内に取り込まれた血液によって作られ、乳管を通って乳頭から出ます。ですから、母乳を出しやすくするためには、体の冷えを防いで良い血流を維持することが大切です。

コエンザイムQ10には、冷えの改善に必要なATP(アデノシン3リン酸)というエネルギーの生産を活性化させる働きがあるため、授乳中の方もコエンザイムQ10を含む食材を進んで取り入れると良いでしょう。

ATPとは

ATPは、細胞内に存在するミトコンドリアが、三大栄養素(糖質・脂質・タンパク質)を変換することでつくり出されます。このエネルギーをつくる最終工程で、コエンザイムQ10が重要な役割を果たします。
そのため、コエンザイムQ10が不足してしまっている状態だと、ATPの生産量も低下してしまうのです。

ATPは血管を拡張して冷えを予防する

ATPには血管拡張作用もあるため、コエンザイムQ10によってATPの生産量が増加すれば、冷えによって収縮していた末梢の血管が拡張されます。
血液は、栄養や酸素だけでなく熱も運んでいるため、収縮していた血管が元に戻ると熱も体の隅々までスムーズに流れるようになります。

さらに、ATPは体温の維持にも使われるエネルギーですので、ATPの量が増えると冷えが抑えられます。そして、冷えを抑えて良い血流を維持することで、母乳育児の成功が叶えられるのです。

コエンザイムQ10の生産量は、20歳を過ぎると減少していきます。また、ストレスもコエンザイムQ10を減らす原因になります。
ですから、20歳を過ぎていて、赤ちゃんのお世話などで疲れやストレスが溜まっているお母さんは、コエンザイムQ10を意識的に補うことが望ましいです。

授乳中はサプリメントではなく食材からコエンザイムQ10を摂取しよう

授乳中にコエンザイムQ10を取り入れる場合は、サプリメントではなくイワシや牛肉などの食材から摂取しましょう。
サプリメントは薬ではないため、副作用が絶対に起きないとは言い切れません。また、授乳中におけるサプリメントの安全性は、十分に確認されていないのです。

母乳は、お母さんが食べたものによって影響を受けるため、このような安全性が十分に確認されていないものを自己判断で摂取することは控えましょう。

コエンザイムQ10はイワシに多く含まれていますが、イワシには赤ちゃんの成長に大切なカルシウムやDHAも豊富です。
このように、コエンザイムQ10を食材から摂取することで、他の栄養素も補うことができます。

また、授乳期はイワシだけでなく、様々な食材をバランス良く摂取することを意識しましょう。母乳の出を良くするためには、食べ物だけでなく水分もしっかりと摂取し、なるべく睡眠をとることも大切です。

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