還元型コエンザイムQ10とは

コエンザイムQ10のサプリメントには「酸化型」や「還元型」などの種類があり、どのような状態のコエンザイムQ10が配合されているかが分かります。今回は還元型について紹介します。

「還元型」とは?

還元とは「元の状態に戻すこと」「酸素の化合物から酸素を奪うこと」という意味です。コエンザイムQ10では化学反応の還元を指すので後者ですが、化学反応の場合は酸素以外にも水素や電子による定義があります。
コエンザイムQ10の場合は電子です。電子とは全ての物質を構成する素粒子で、ここでは電子を得る反応を還元としています(電子を失う反応は酸化)。
つまり還元型コエンザイムQ10は電子を持っている状態であることが分かります。

還元型コエンザイムQ10の特徴

還元型コエンザイムQ10は電子を持っていると分かりましたが、電子を持っているとどのような特徴があるのでしょうか。
コエンザイムQ10は電子を持っていると安定しており、そのままの状態で小腸から吸収されます。つまり摂取すればすぐに体に吸収されて働いてくれるのです。コエンザイムQ10には細胞内でエネルギー産生を促す補酵素として働いたり、細胞を老化させる活性酸素を除去したりと私たちの体の健康を維持してくれます。
そして体内にも存在しているコエンザイムQ10ですが、そのほとんどが還元型です。もともと体にある成分なので安心できます。吸収されやすい還元型であれば早めに効果を実感できることもあるでしょう。
ちなみに電子を持っていない「酸化型」の場合は、小腸で電子を受け取って還元型に変換されてからでないと吸収されません。そのため吸収に時間がかかったり体に取り込める量が減ってしまったりします。
酸化型と比べると還元型のコエンザイムQ10のほうが吸収効率は高いのです。

どんな人に向いているか

還元型コエンザイムQ10は、即効性を求める人や体に上手く吸収できない人に向いています。
例えばスポーツ選手は体を動かしてエネルギーを大量に消費しているので、体内ではエネルギーを必要としています。コエンザイムQ10のエネルギー産生の働きが求められるので、激しく体を動かしている人におすすめです。
また、人は40代を過ぎると体内に存在するコエンザイムQ10の量が減少していき、酸化型から還元型に変換する能力も衰えていきます。そのため吸収しやすい還元型コエンザイムQ10を摂取したほうが効果を得られるでしょう。
加齢に伴い体内には活性酸素も増えていき、細胞の老化や体の不調、病気などを招いてしまうので、還元型コエンザイムQ10の抗酸化作用で活性酸素を除去してください。
逆に、20代や30代の比較的若い世代であれば、酸化型から還元型に変換する能力が備わっているので酸化型コエンザイムQ10でも十分でしょう。
自分に適したコエンザイムQ10を選ぶようにしてください。

(参考URL)
還元型コエンザイムは何が違う?
http://www.newrockford-nd.com/kan.html