包摂体コエンザイムQ10とは

コエンザイムQ10のサプリメントを選ぶとき、酸化型や還元型という言葉は目にすると思いますが、「包摂体」はあまり馴染みがないかもしれません。一体包摂体のコエンザイムQ10とはどんなものなのか、特徴や向いている人を紹介します。

「包摂体」とは?

そもそも包摂の意味は、一つの事柄をより大きな範囲の事柄に取り込むことを指します。包摂体も同じく、一つの物質をその寸法が適合するような空間に取り込む(包摂)することで生じた化合物のことです。
コエンザイムQ10を包み込むのはシクロデキストリンというオリゴ糖です。これはジャガイモやトウモロコシのでんぷんなど、100%天然の素材から作られています。
形状はブドウ糖が連なってできたオリゴ糖の両端が輪のようになって繋がっておりバケツのような形をしています。このバケツの中にコエンザイムQ10を入れて(包摂して)いるのです。
コエンザイムQ10以外にもダイエット系・栄養補助系のサプリメントや、芳香剤・消臭剤の香り成分を包摂することもあります。

包摂体コエンザイムQ10の特徴

コエンザイムQ10を包摂しているシクロデキストリンは、外側が水に溶けやすく、内側は脂に溶けやすい性質をもっています。水分などと一緒に摂取すると外側から溶けていき、コエンザイムQ10は脂溶性なので内側からも溶けて体に馴染みやすくなります。
さらに包摂体ではシクロデキストリンのカプセルがじっくり時間をかけて消化されていくので、コエンザイムQ10の劣化や酸化を防ぎながらゆっくりと小腸に吸収されていきます。
そのため包摂体は吸収力が高いといえます。
ただし、包摂されているコエンザイムQ10は酸化型です。酸化型とは、電子を持っておらずそのままでは吸収されにくい状態のコエンザイムQ10のことです。小腸で電子を与えて「還元型」に変換しなければ吸収されません。
還元型であればすぐに体に馴染んで吸収されるので包摂する必要はないのですが、酸化型はできるだけ多くの量を変換させるのに馴染ませなければいけません。老廃物として排出されないように包摂されているのでしょう。
そのため一度電子を受け取ってから還元型に変換して吸収されるまで多少時間がかかります。
ちなみに、市販されている酸化型コエンザイムQ10の多くは包摂体になっていることが多いので、酸化型との差はそこまで気にする必要もないといえます。

どんな人に向いているか

包摂されているのは酸化型コエンザイムQ10なので、即効性に期待する人や40代以上の方にはあまりおすすめできません。40代を超えると体内で酸化型から還元型に変換する能力が少しずつ衰えてしまうからです。
逆に20代~30代の若い世代では変換する能力が十分備わっているので酸化型でも十分に効果を得られるということです。価格が安価で手に入れやすいのは酸化型(包摂体)でもあります。
まだ若いけれど運動をしていてエネルギーが必要だという人や、20~30代で生活習慣が乱れてきて心配だという人に向いています。
コエンザイムQ10には細胞内でエネルギー産生を促したり、体を錆びつかせる活性酸素を除去する抗酸化作用をもっていたりと健康効果が高いです。
あなたに合ったコエンザイムQ10のサプリメントを選んでください。